山奥夫婦の日記

種子島。

このポスターは宮之表港に”沢山”貼ってありました。ご当地キャラですかね？因みに「おじゃり申せ」は「いらっしゃいませ。」の事らしいです。


３月末に行った３泊４日の【屋久島】旅行ですが、旅行最終日には【屋久島】のお隣、【種子島】に行きました。【屋久島】の安房港から【種子島】の西之表港まで高速船で約５０分です。

西之表港に付きレンタカーを借ります。当日港に着いてから電話したのですが、問題なく借りられました。

で、向かった先は”ロケットの発射”で有名な、あの【種子島宇宙センター】。西之表港から【種子島宇宙センター】まで約４５ｋｍ。島を縦断します。



着いたら先ず”時間”まで、【宇宙科学技術館】を見学します。ここも見ごたえがあったのですが、メインは・・・


事前に予約をしておいた、『施設見学ツアー』
一般の来訪では見学が出来ない”エリア”を見る事が出来るのです。

事前に申し込みした人達はツアー専用のバスに乗り込み、”ゲート”の中へ。そして最初の見学するのはここ。ロケットの格納庫。

本来打ち上げする予定だったものが、諸般の理由で打ち上げが出来なくなったものです。つまりは、”本物”。


ロケットの名称は『Ｈ－Ⅱロケット』の７号機。先に打ち上げをした８号機が打ち上げ失敗した為、原因究明の為打ち上げがキャンセルされました。


手前が１段目。奥が２段目です。


１段目の”頭”側、２段目との連結部ですね。


こちらは１段目の”エンジン”。勿論これも”本物”です。

幸か不幸か、前機が打ち上げ失敗したからこそ今、一般人のボク達が”本物”のロケットを間近で見る事が出来るのです。普通は打ち上げする姿は見る事が出来ても、この様な形で”本物”は見れませんよね。”本物”持つ重量感、精密感を感じ取れて幸せです。

ここの見学が終了し、バスに乗り込み次の見学場所へ移動します。移動中、車窓からはこの様なものを見る事が出来ました。今は使用されていない【中型ロケットの発射台】です。


よく見ると、『ＮＡＳＤＡ』の文字を確認出来ます。今は『ＪＡＸＡ』ですが、昔は『ＮＡＳＤＡ』でしたね。ボク的には『ＮＡＳＤＡ』の方がなじみがあり、最初に『ＪＡＸＡ』と聞いた時、「えっ？何時名前変わったの？」と違和感がありました。今は慣れましたけどね。


今はご存知『ＪＡＸＡ』。結構かっこいいロゴデザインですね。


２番目の目的地は今現在も使用されている【大型ロケット発射場】。奥の建屋のロケットが格納され、


こちらから発射されます。


ここではバスから降りる事が出来ませんが、添乗したＪＡＸＡの担当者の方がフリップで説明をしてくれました。

この様に格納され、




専用の運搬台車でロケットを移動。


発射台にセットされ、


無事発射となる訳です。


【宇宙科学技術館】でこの周辺の模型が展示されています。奥が格納庫で、発射台は２か所あります。上の写真の物は右側の発射台です。


またバスに乗り移動します。最後３番目の見学場所は、ロケット発射時に使用される【管制室】。今も使用されている”本物”です。以外にこじんまりしていました。


施設見学ツアーはここまで。この後は【宇宙科学技術館】のまだ見ていない場所を見学・・・と行きたいところですが、時間がありません。

【種子島】に宿泊するのであれば問題ないですが、今日この後【高速船】に乗り鹿児島へ移動、鹿児島から最終の【飛行機】で静岡に帰らなくてはなりません。

もうちょっと時間があると思っていたのですが、港からここまでの移動時間（約９０分）を考えると無理っぽい・・・残念ですが、あきらめます。

【種子島】では”鉄砲”も見たかったし、”インギー鶏”も食べたかったのですが・・・泊りで計画しないとダメですね。４泊５日にすれば良かったかな？

そんな事はさておき、【種子島宇宙センター】に来るのであれば、『施設見学ツアー』に参加した方が良いと思います。博物館は日本に多々ありますが、”本物”のロケットや管制室を見る事が出来るところは無いのではないでしょうか（間違っていたらごめんなさい）？

きっといい思い出になると思いますよ。